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仮想通貨の利益計算方法総平均法・移動平均法をわかりやすく解説

仮想通貨の利益計算方法を総平均法・移動平均法・取得価額・手数料・年間取引報告書の見方から解説します。

仮想通貨の利益計算方法|総平均法・移動平均法をわかりやすく解説

本記事には広告リンクが含まれる場合があります。暗号資産(仮想通貨)は価格変動が大きく、元本割れのリスクがあります。税務・制度・投資判断は個別事情で変わるため、最終判断は国税庁、税務署、税理士などの専門家に確認してください。

この記事でわかること

  • 取得価額の出し方がわからない
  • 総平均法と移動平均法の違いを知りたい
  • 取引所の年間報告書だけで足りるか確認したい
  • 計算ミスを防ぐ資料保存方法を知りたい

3つの重要ポイント

  1. 売却額ではなく所得を計算するため、購入履歴と手数料の記録が必要です。
  2. 総平均法は年間の取得価額をまとめて平均する方法、移動平均法は取得の都度平均単価を更新する方法です。
  3. 複数取引所、ウォレット、DeFiを使うほど計算が複雑になるため、早めの履歴保存が重要です。

総平均法と移動平均法の違い

項目 総平均法 移動平均法
考え方 年中の取得金額と数量をまとめて平均単価を出す 取得のたびに平均単価を更新する
向いている人 取引回数が少なく、年間単位で整理したい人 取引ごとの平均単価を細かく管理したい人
注意点 年末まで最終的な単価が確定しづらい 計算管理が細かくなりやすい
手続き 評価方法の届出や変更手続きを確認 評価方法の届出や変更承認を確認

利益計算の基本式

暗号資産の利益は、基本的に「収入金額 − 取得価額 − 必要な費用」で考えます。日本円に売却した場合だけでなく、暗号資産同士の交換や支払い利用でも、時価を使った損益計算が必要になる場合があります。

たとえば、1BTCを300万円で取得し、後日400万円で売却した場合、単純化すれば100万円が利益です。ここに取引手数料、送金手数料、取得時の費用などがどう関係するかを確認します。

取引所の画面で表示される評価損益は、税務上の所得計算と一致しない場合があります。申告では、年間取引報告書、CSV、国税庁の計算書、損益計算ツールなどを使って根拠を残すことが重要です。

取得価額が分からないと計算が止まる

過去に購入した暗号資産を何年も保有してから売却する場合、購入時の取得単価が必要です。取引所を退会した、海外取引所の履歴が消えた、ウォレット送金だけ残っている、という状態だと計算の根拠が弱くなります。

複数取引所を使っている場合、A取引所で買ってB取引所へ送金し、B取引所で売却することがあります。この場合、B取引所の売却履歴だけでは取得価額が分かりません。入出金履歴と購入履歴をつなげて保存してください。

DeFiやNFTを利用している人は、ブロックエクスプローラーのTxID、ウォレットアドレス、日時、数量、円換算に使ったレートの根拠も保存しておくと、後から説明しやすくなります。

実際に起こりやすい利益計算の失敗例・確認事例

暗号資産の利益計算では、「売却した取引所の履歴だけ見ればよい」「取引所の表示損益をそのまま使えばよい」「少額だから取得価額は気にしなくてよい」と考えてしまうと、後から計算が合わなくなることがあります。ここでは、国税庁の暗号資産FAQや計算書の考え方と照らして、特に注意したい失敗例を整理します。

事例1:売却した取引所の履歴だけを見て、取得価額が分からなくなった

取引所Aで購入した暗号資産を取引所Bへ送金し、取引所Bで売却した場合、取引所Bの売却履歴だけでは取得価額を確認できません。

売却額は分かっても、いつ、どの取引所で、いくらで取得した暗号資産なのかが分からないと、所得計算が止まってしまいます。

このような場合に備えて、購入履歴、送金履歴、売却履歴を別々に保存するだけでなく、どの送金がどの購入分に対応しているのかを後から追えるようにしておくことが大切です。

複数取引所を使う場合は、取引所ごとのCSVや年間取引報告書を毎年保存しておきましょう。

事例2:取引所の表示損益をそのまま税務上の利益だと思った

取引所アプリや管理画面に表示される評価損益や損益額は、税務上の所得計算と一致しない場合があります。たとえば、別の取引所から送金した暗号資産、過去に取得した暗号資産、手数料、暗号資産同士の交換、報酬受取などがあると、画面上の表示だけでは正確な取得価額を確認できないことがあります。

国税庁は、暗号資産の所得計算に利用できる計算書を公開しています。申告では、取引所の表示だけに頼らず、取得価額、売却価額、数量、手数料、評価方法の前提を確認し、根拠資料を残すことが重要です。

事例3:暗号資産同士の交換や報酬受取を見落とした

暗号資産の利益計算では、日本円に売却した取引だけでなく、暗号資産同士の交換、商品・サービスの支払い、ステーキングやレンディングなどの報酬受取が関係する場合があります。

日本円に戻していないから計算不要と考えると、所得計算に必要な取引を見落とす可能性があります。

特に海外取引所、DeFi、NFT、ウォレットを使っている場合は、履歴が複数のサービスに分散しやすくなります。

取引日時、数量、時価、手数料、TxID、ウォレットアドレス、円換算に使ったレートの根拠を保存しておくと、後から計算しやすくなります。

計算例:複数回購入して一部売却した場合

例として、1月に1ETHを20万円、6月に1ETHを30万円で購入し、12月に1ETHを40万円で売却したとします。総平均法では、取得総額50万円を取得数量2ETHで割り、平均取得単価は25万円です。1ETHを40万円で売れば、単純化すると15万円の利益になります。

移動平均法では、取得のたびに平均単価を更新します。

取引頻度が多い場合は計算管理が煩雑になるため、表計算だけで無理に処理せず、損益計算ツールや税理士に相談する選択肢もあります。

どちらの方法でも、手数料、端数、交換時の時価、報酬受取時の価額が関係します。計算の前提をメモしておくと、後で見直したときに理由を説明できます。

ケース別の判断例

取引所Aで買って取引所Bで売った場合

売却した取引所Bの履歴だけでは、取引所Aでの取得価額が分かりません。

送金履歴を使って、どの暗号資産をいつ、いくらで取得したかをつなげて保存します。

積立購入をして一部だけ売却した場合

毎月の取得単価が異なるため、平均取得単価の計算が必要です。総平均法か移動平均法の考え方に沿って、売却した数量に対応する取得価額を出します。

エアドロップや報酬を受け取った場合

受け取った時点の時価、数量、後日の売却価額が関係することがあります。報酬受取時点の記録がないと、後日の計算が難しくなります。

よくある誤解と正しい確認方法

誤解 正しい確認方法
含み益も毎年申告する 原則として、保有しているだけの含み益ではなく、売却・交換・使用などで実現した損益を確認します。
取引所の表示額がそのまま税額 表示損益は税務上の所得計算と一致しない場合があります。取得価額と計算方法を確認します。
送金は税金と無関係 送金自体が売買でなくても、取得価額をつなぐ資料として重要です。
売却した取引所の履歴だけで十分 別の取引所やウォレットから送金した暗号資産は、送金元の購入履歴も必要です。
暗号資産同士の交換は利益計算と関係ない 暗号資産同士の交換でも、交換時点の時価と取得価額を確認する必要がある場合があります。

公式情報を確認するときの見方

暗号資産に関する情報は、税制、取扱銘柄、手数料、登録状況、相談窓口が変わりやすい領域です。検索結果やSNSの要約だけで判断せず、国税庁、金融庁、警察庁、各取引所などの公式ページで確認してください。

特に税務では、対象年分、確認日、所得区分、申告期限、控除の有無が重要です。記事内の表やチェックリストは判断の入口として使い、最終的な申告内容は公式情報や専門家確認で確定させます。

取引所やサービスを比較する場合は、キャンペーンの大きさだけでなく、登録状況、手数料、スプレッド、最低取引額、出金条件、取引履歴の出力機能を見ます。後から履歴が出せないサービスを使うと、税務計算やトラブル対応が難しくなります。

詐欺やトラブルの可能性がある場合は、相手の説明を信じて追加送金する前に、証拠保存と公的窓口への相談を優先してください。暗号資産は送金後の取消しが難しいため、迷った時点で立ち止まることが損失を抑える行動になります。

この記事を読んだ後にやること

記事を読んで終わりにせず、次の順番で確認すると行動に移しやすくなります。すべてを一度に終わらせる必要はありませんが、資料保存だけは後回しにしないでください。

  1. すべての購入履歴を保存した
  2. 売却、交換、決済、報酬の履歴を分けて整理した
  3. 取得価額の計算方法を確認した
  4. 送金だけでなく送金元の購入履歴も保存した
  5. 計算根拠として使ったレートやツールを記録した
  6. 暗号資産同士の交換や報酬受取の履歴も確認した

上記を確認したうえで、判断に迷う取引、金額が大きい取引、家族の扶養や住民税に影響しそうな取引は、税務署、自治体、税理士、各サービスの公式サポートに具体的な資料を添えて相談します。

利益計算前チェックリスト

  • すべての購入履歴を保存した
  • 売却、交換、決済、報酬の履歴を分けて整理した
  • 取得価額の計算方法を確認した
  • 送金だけでなく送金元の購入履歴も保存した
  • 送金元と送金先の履歴をつなげて確認した
  • 暗号資産同士の交換、決済、報酬受取の履歴も保存した
  • 計算根拠として使ったレートやツールを記録した

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FAQ

取引所の年間損益だけで申告できますか?

同一取引所だけで完結している場合は参考になりますが、複数取引所、送金、海外取引所、DeFiがある場合は不足することがあります。

総平均法と移動平均法は自由に変えられますか?

自由に何度も変えられるものではありません。初めて暗号資産を取得した年分の確定申告期限までに評価方法の届出が必要で、評価方法を変更する場合は変更承認申請が関係します。国税庁FAQと届出手続きを確認してください。

少額取引でも履歴保存は必要ですか?

少額でも、将来売却したときの取得価額の根拠になります。CSVや年間報告書は毎年保存してください。

参考資料・出典

本文は、以下の公式情報を中心に2026年5月21日時点で確認しています。料金、税制、制度、取扱状況は変更されることがあるため、公開前にも各公式ページを確認してください。

更新履歴

  • 2026年5月21日:公式情報を確認し、本文、比較表、FAQ、CTAを整理しました。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、暗号資産の購入、売却、保有、税務処理を推奨するものではありません。申告要否や税額は、給与、控除、他の所得、取引内容、居住地などで変わります。

Next Action

口座開設前に、候補の取引所を比較しておく

取引所ごとに、手数料、取扱銘柄、最低取引額、キャンペーン条件は異なります。気になる取引所は、申込前に公式サイトで最新条件を確認してください。

01
Coincheck(コインチェック)

評価 4.5 / 取扱銘柄 33種類 / 手数料 Maker -0.01% / Taker 0.05% / 最低取引額 500円

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03
bitFlyer(ビットフライヤー)

評価 4.2 / 取扱銘柄 39種類 / 手数料 0.01%〜0.15% / 最低取引額 1円

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掲載内容は確認時点の情報です。キャンペーン、手数料、取扱銘柄は変更される場合があるため、申込前に必ず各社公式サイトで最新条件を確認してください。

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